久しぶりの出勤でふと思った事

今日は約1か月ぶりの出勤です。緊急事態宣言が発令される一週間前に事務所があるビル内でコロナ感染者が発生した為、事務所は閉鎖。強制的に大阪の事務所は在宅勤務を強いられました。

それによりどうなったかと言うと、充分なインフラも整っていない為社内ネットワークでの資料作成や、共有ファイルでのデータ集計が全く出来ない。ユーザーからの発注処理はストップと大混乱の有様。事態を重く見た上層部は、一時的に入室を許可し溜まっている業務関連の持ち出し許可が出ました。

ただし、手元に書類があってもインフラが整っていない為手出しが出ません。当時、通常稼働していた本社、名古屋、広島に処理の依頼をして凌いでいました。その間、本社のOA管理部門のサポートにて必要最低限のインフラが整い、多少の障害はありながらでも何とか在宅による業務が遂行出来る状態になっています。

久しぶりに乗った地下鉄御堂筋線。以前と比べびっくりする位、空いています。いつも乗っていた８時台の電車は相当な混み具合ですが、感覚的に7割減と言った感じでガラガラ。これが出勤時とは思えない位の乗車率です。

梅田に到着し、地下街を歩いて行きますがひと気は少ないです。いつもなら人とぶつかるのを気にしながら、流れに沿って歩いていますが、全く気にする事なく歩いて行けます。

それでも連休前と比べるとやや多い方との事で、徐々に増えているとは言え在宅勤務が定着しつつある様子が窺えました。

事務所に入るとひと気はまばら。出勤者八割減としている為、まるで休日出勤したかの様な状態です。社員のほとんどが在宅勤務の為、基本的に連絡はメール。余計な電話やミーティングがないので、自身の業務がすこぶる捗る。これまで如何に余計な事に時間が割かれていた事がよくわかります。この様な事になったのは様々な変革をもたらすのではないでしょうか。

仕事の在り方や業務の分担など、様々な「無駄」が浮き彫りになってきます。その無駄を全て削ぎ落とす事が果たしていい事なのか？

業務効率改善にて時間の余裕が生まれ、ライフワークバランスの健全化は大いに賛成ですが、これによるリストラまで発展するとこれまた問題。

この先どうなるか等、想像が尽きませんが、一つ言える事は我が身を守る為の手段を考える事。

会社にしがみつくのではない人生を送る為のスキルを、真剣に考えなければならない時代が来る。

何かを見つめ直す機会として前向きに捉えて行きたいと思っています。

そうこう思いを馳せながら時間は定時を迎え、久しぶりに定時で退社です。

滅多にない定時あがりで呑みに行きたいところでしたが、そこは我慢。家路に直行で帰る事にします。

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